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粘着テープはなぜくっつくの?

みなさんこんにちは、かとーせいこです。

何かを貼り付けるときに使う粘着テープ。これがなぜ貼り付くのかご存じですか?

もちろん粘着剤が塗ってあるから貼り付いて、そこには分子的な結合や科学的・物理的な相互作用があるからなんですが、メカニズムを深く掘り下げるには各テープメーカーさんのwebサイトなどで詳しく説明されているので、そちらを調べてくださいね。

わたしはもっとシンプルに、簡単なおおもとの原理でお話ししますね。

たとえばテープや接着剤を使わないで、新聞紙を壁に貼り付けようと思ったらどんな方法をイメージしますか?

たとえば乾いた新聞紙を水で濡らすと糊などを使わなくても壁に貼れますよね?そう、テープが貼り付く原始的な要素はこの「濡れて貼り付く」なんです。そのため粘着テープに塗布される粘着剤は、この濡れ性を維持できるように作られています。

それ以外だと「ご飯粒」を使っても新聞紙は壁に貼れますね?ご飯粒をつぶす様にして貼ればくっつきます。これは、つぶれたご飯粒が新聞紙の繊維と壁の細かな凹凸に入り込んで両方を固定します。「アンカー効果」といってこれも粘着テープが貼り付く要素になります。だから粘着テープは貼ったあとに上から圧着させるとより強力に貼り付くんです。

粘着テープメーカーさんは様々な研究開発をされていて粘着剤も多種多様に進化しています。中には飛行機の羽の鋼材を貼り合わせる両面テープもあったりしますが、水やご飯粒の原理がそこまで進化するなんてすごいと思いませんか?実は奥が深いんです、粘着テープ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。